アクティブラーニングワークショップ - 100%アクティブラーニングを実施する、ミネルバ大学の学生によるワークショップ

"What School Could Be" アン/カンファレンスイベント開催レポート 第3回は、100%アクティブラーニングの授業が実践されている、ミネルバ大学の学生達による、「アクティブラーニングワークショップ」について紹介します。

ミネルバの学生たちによるセッション、セッションタイトルの通り、講義はほとんどなく、アイスブレイクとワークショップが中心のものとなりました。フルで実施すると3時間のワークショップを30分に凝縮したので、とても濃密な時間となりました。

第一セッション冒頭のアイスブレイクでは参加者が一列に並び、自分の学校時代を振り返るもの。「学校の試験で受けた評価に違和感を感じたことがあるか?」「教室のレイアウトで学びは変わるか」「自分が学校で学んできたことと、学校外で学んできたこと、どちらが今直接役に立っているか」などの自分の教育観に関する質問を受け、YesかNoで自分の位置を変え、お互いの考えを話し合う内容でした。

第一セッションの様子

第一セッションの様子

第二セッションの様子(第一セッションと少し質問が違い、ファシリテーターも違い、学生全員が何かの役目を持つ形で回していました)

第二セッションの様子

(第一セッションと少し質問が違い、ファシリテーターも違い、学生全員が何かの役目を持つ形で回していました)

その後、ミネルバ大学の学生による、アクティブラーニングについてのプレゼンテーション。

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その後、ミニワークショップを行いました。

1回目は、教育者と学習者のインタラクションを活性化するための教室のレイアウトを考えるもの、2回目はいくつかの概念を提示され、それから学習をデザインすることを行いました。学習デザインの持ち時間は大変短く1つの提案を一分、合計4つの提案を考えなければなりません。全体でも30分しかないセッションでしたので、みなさん、もっともっとしゃべりたい気持ちのまま終了しました。

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アイディアを実行するためには、

1)発見または創造

2)実行

3)生徒の行動への奨励

の三つがとても大事とのこと。学生の情熱や自己認知のプロセスを支援し、学生が中心となった草の根やボトムアップの活動を応援すること。また、地域の課題解決に取り組む組織との連携をサポートすることに加え、学生が自己満足に陥らず、問題解決に関わる動機を醸成できるように意味のあるディスカッションと探求する余地を与えられるようなインタラクションの設計を考え続けること、などが示されました。

ミネルバ大学のみなさん、ありがとうございました!

記録担当:藤原 さと (一般社団法人 こたえのない学校代表理事)

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