ゴールデンウィークが終わり、お子さまの学校生活も新たな段階に入ります。体調を崩しやすい季節、学校へのモチベーションも下がりやすい時期です。入学したばかりのお子さまと保護者の皆さんに役立つポイントをご紹介します。
連休後の「行きたくない」気持ちは自然なこと
大人にとっては嬉しいゴールデンウィークですが、やっと学校生活のリズムに慣れ始めた一年生にとっては、実はリズムが崩れるきっかけになることも。連休明けに「学校に行きたくない」という気持ちが出てくるのは珍しくありません。
飛び石連休も同じく注意が必要です。インターナショナルスクールでは、あえて平日の祝日も登校日にして、週5日のリズムを守る工夫をしているところもあるほどです。カレンダーが不規則な時期は、お子さまの様子に少し気を配ってみましょう。
本格的な学校生活がスタート
ゴールデンウィーク明けからは一年生らしい学校生活が本格化します。
短縮授業が終わり、給食後も授業がある日が増えます
宿題が毎日出るようになります(音読、ひらがな練習など)
一年生はまだ宿題の提出を忘れることもあります。完璧を求めず「一緒にやろうね」と声をかけながら見守ることが大切です。
お友達関係の変化にも注目を
この時期は、お友達関係にも慣れてきて子どもたちの行動が活発になります。仲良しの友達ができる一方で、小さなトラブルも起きやすい頃です。
「学校に行きたくない」と言ったり、帰宅後に元気がなかったりしたら、そっと話を聞いてあげましょう。困っていることがあれば、一緒に解決策を考えてみてください。
体調管理と無理のないサポート
ゴールデンウィーク明けから梅雨に向けて、気温の変化が大きくなりがちです。薄着になる一方で、急に肌寒い日もあり、体調を崩しやすい時期でもあります。
1〜2日学校を休むと宿題が溜まり、小さな一年生にとって通常の倍の宿題は大変な負担に。宿題が溜まったことで「学校に行きたくない」「勉強は嫌い」という気持ちにつながることもあります。
お子さまの性格によっては、先生に相談して宿題の量や提出期限を調整してもらうのも一つの方法です。プリント1〜2枚やらなかったからといって、勉強ができなくなるわけではありません。
幼稚園から小学校に上がり、学校の宿題は何がなんでもやらせなくては、という気持ちになるかもしれませんが、ここは我慢の時です。お子さまが勉強を嫌いにならず、学校に行きたいという思いが持続できることを優先しましょう。そうすれば、親子にとって無理のない形でサポートできるようになります。