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メディア掲載:Forbes JAPAN「子供の自由な時間が宿題で奪われる、これは正義なのか?」

Forbes JAPAN オフィシャルコラムニストとしてFutureEdu Tokyo代表竹村が「学び」に関係する記事を寄稿させていただいています。今回は2月28日付のFutureEdu Tokyoのブログにも書きました「宿題についての考察」の第二弾となります。宿題の目的を整理し、それぞれの目的から教育的効果の是非について考えてみました。


小学生以上のお子さんがいる家庭では、「宿題先にやろうね」「宿題やった?」「宿題まだ終わってないの?」といった会話は日常茶飯事だろう。

挙げ句の果てには、「いつもご飯の前にやってって言ってるでしょ」「毎日の事なのにどうして先にやらないの?」と、気がついたら子供に説教していたなんてこともあるはずだ。

日本人は真面目なので、「アサインされたらきちんとやる」ことが染み付いている国民性がある。その実直さが、世界には類を見ない製品の質の高さや細やかさ、公共交通機関のタイムリーさなどに現れているのは事実だ。

とはいえ、これからの子どもに大切な資質や能力は「批判的思考能力(クリティカルシンキング)」や「創造力」と言われ、暗記型の学習だけでは将来の活躍は危ぶまれるのは薄々気づいている人も多いはず。

教育先進国フィンランドの学校には宿題がない。それでも93%の子どもは高校を卒業し、国際的な学力の比較で良く見られるOECD生徒の学習到達度調査(PISA)の平均点では科学、数学、読解力のどの分野でもトップ10入りしている。

また、アメリカ・バーモント州にあるオーチャード小学校で実験的に半年間宿題をやめてみたところ、学力に低下は見られず、逆に自宅での余裕が生まれたために、想像力や思考力を育むきっかけができたとの評価をしている。

科学技術が未曾有の勢いで進化を遂げ、待ったなしで社会変化が訪れている時代に、昔と同じように出され、むしろ増加傾向にある宿題は、子どもにとって、家庭にとって有益な存在なのだろうか? 3つの問いからの考察を紹介したい。

つづきはこちら・・・http://bit.ly/2UtuxXZ

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