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「山村留学」という学び環境とは?全国の18情報まとめ(情報更新:2020年1月31日)

『山村留学』とは?

皆さんは、山村留学をご存知でしょうか?

山村留学は、特定非営利活動法人 全国山村留学協会が定めるガイドラインによると、「自然豊かな農山漁村に一年単位で移り住み、地域の小中学校に通いながら、四季折々の自然の中で様々な自然体験活動や集団生活などを体験する教育活動」とされています。

昭和51年にスタートした山村留学は、「2015年度は20道府県の55市町村で実施され、小学生307人、中学生172人の計479人が参加。この40年間の累計では1万9034人」(※参考:毎日新聞 )に上ります。

「一人っ子だから、異なる年齢の子どもと交わる生活体験をさせたい」

「中学受験をしないと決めたので、周りの受験モード一式の環境から身を置き、伸び伸びと過ごさせたい」

など、山村留学への参加を決めた親御さんの目的はいろいろあるようです。

FutureEdu Tokyo では、テクノロジーの進化や都市化が加速する今、人間性や生きる力を育む源である自然に向き合いながら学ぶ環境の1つとして山村留学に今回着目してみました。都会から学びの環境を変えてみたいとお考えの皆様のお役に立てればという思いでのまとめ記事保存版です!

なぜ今山村留学に注目するのか?

山村留学は親元を離れ、一年を通して(基本は4月から翌年3月末まで)、友人や受け入れ先の家庭と共同生活を送りながら山村で暮らします。こうした自然と向き合った環境で共同生活をすることは、日頃の都会生活では得られない経験も多く、子どもたちの感性や自立心、思いやる心を育みます。山村留学について扱っている日経DUALの記事によると、「また来年も参加させたい」と複数年の連続参加をする方も過半数に上るそうです。

また山村留学を受け入れる市町村は、都会と違い、学校の学年の人数も少なく、異学年や地域との交流も密なようです。生活丸ごとが学びとなる小学生にとっては、人数の少ない学校で、地域の自然や大人と近い距離で学び成長するというのも魅力的ですね。

一年も親元を離れホームシックになるのでは? と心配になりますが、前述の日経DUALの記事によると、「最初はホームシックになる子もいますが、小学生は順応も早く、1年間の途中で帰ってしまう子はほとんどいません。中学生では合う子、合わない子がやはりいて、途中で自宅に戻る子も少しはいます。ですので、年齢が上がるほど、子どもの行きたい、行きたくないという気持ちを尊重したり、準備をしっかりしたり、ということが必要になってきます。(中略)中には、親の方が山村暮らしの魅力に惚れ込んでしまって、家族で移住を決める方もいます。」とのこと。

4つのパターン

山村留学には、大きく4つのパターンがあります。(※参考:日経DUAL

  • 1つ目は、寮で生活するもの。(生活面や活動をサポートする指導員がついていることが多い)

  • 2つ目は、民家で生活するもの。(その地域で長く暮らす子育てを終えたシニア世代の家や農家が主なステイ先)

  • 3つ目は、寮とホームステイを併用するもの。

  • 4つ目は、家族と共に移住するもの。(親子留学)

自治体によって費用は変わりますが、平均的には月6万円ほどだそうです。

山村留学を検討されたい方へ

将来的に社会に出て、国際社会で活躍する人材になるためには、「自立」は大きなキーワードです。また、クリエイティビティが大切となるこれからの時代に、自然という非常に変化がダイナミックな環境と向き合う経験は子供の時期に大切ですね。小中学生という多感な時期に、こうした非日常的な経験を積むことは、お子さんにとっては試練でもあり、第二の故郷を持つというかけがえのない財産になることでしょう。

もちろんお子さんによって向き、不向きもありますし、山村留学の受け入れ環境も様々です。関心のある方は、下記の情報を参考にしながら、説明会や体験訪問に参加されてみてはいかがでしょうか?

エリア別に山村留学情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください! (※費用など詳細は各学校のウェブサイトをご覧ください。)

他には、山村留学協会のサイトにも詳しい情報が掲載されています。


北海道・東北

【北海道】

中川郡美深町 仁宇布小中学校 

1. 形態:ホーム留学(寮生活)/親子留学(保護者と一緒に校区内にある町の公宅に住みながら通学)

2.募集人員:若干名(定員になり次第締め切り)

3.募集対象:小学校1年~中学校3年生

4.特徴:

小規模校の特性を生かし、先生と子供たちのふれあいを大切に、一人ひとりの個性や能力に応じた指導を行い、基礎的・基本的なことをしっかり身につけさせるようにしています。

また、子供のもつ潜在的な可能性や個性的な能力を伸ばすために、地域の自然や教育環境を生かしたイカダ下り、ジャガイモの栽培、冬は歩くスキー遠足などの創意にとむ教育活動を積極的に進めています。

仁宇布地域の世帯数は38戸。酪農・畑作の農村地域で広大な牧草地で牛や羊が草を食べ、広々とした畑にはジャガイモの白や紫の花が満開となります。ここでとれるジャガイモや牛乳はとってもおいしいです。

そして白銀の銀世界の冬。北海道の冬の厳しさを身を持って体験し、春の感動を肌で感じることができます。地域の人たちの心温まるふれあいと、澄んだおいしい空気の中、 子供たちは元気いっぱいに生活を楽しんでいます。

河東郡鹿追町 瓜幕小中学校(鹿追町自然体験留学センター)

1. 形態:親子留学/ホームステイ/留学センター(寮生活)

2.募集人員:若干名

3.募集対象:小学校4年~中学校3年生(※親子留学は学年を問わず)

4.特徴:

「大好き、自然・ふるさと」をテーマに作物栽培、自然観察、登山、キャンプ、カヌー教室等の行事を行っています。

また、体力作りとして一輪車、スキーに取り組んでいます。また少年団(サッカー・マラソン・スケート)やライディング・チーム(乗馬)に加入したり、熱気球試乗会(隔年)などもあります。数々の体験を積み重ね、十勝の空のように、おおらかに明るくかしこく、逞しい子どもを育てることを目指しています。

文部科学省研究開発学校の指定を受け、新設教科「地球コミュニケーション」を教育課程に位置付け、英会話を中心に、コミュニケーション力を身につけようと頑張っています。(年間で高学年65時間、中学年50時間、低学年49時間)また、環境教育の「新地球学」でふるさとの自然や新エネルギーについて学んでいます。

【宮城】

伊具郡丸森町 耕野小学校

1. 形態:親子留学(体験留学/山村留学)、ホームステイ

2.募集人員:若干名

3.募集対象:<体験留学>全学年、<山村留学>:小学1〜6年生

4.特徴:

担任は、児童一人一人の学習状況をいつも理解して授業を行っています。 児童には、一人一人に応じた指導を行い、確かな学力を身に付けさせています。 英語は、1年生からネイティブのALTと一緒に学んでい ます。

全校合唱や合奏は耕野小学校の特色ある教育活動の一つです。 学びのフェスティバル(学習発表会)等で、きれいな歌声や演奏を披露しています。

学校の大きな行事の一つが地区民との合同運動会です。 当日は約300人の地域住民が耕野小学校に集まり、子ど もたちと一緒に運動会を行います。いつも静かな小学校がこの日ばかりは活気いっぱいです。子どもたちは、和太鼓の演奏・よさこいソーラン(表現)・ 徒競争・リレーなど、日ごろの練習の成果を披露します。

伊具郡丸森町 筆甫小学校(ひっぽ山村留学の会)

1. 形態:親子留学、ホームステイ

2.募集対象:小学1〜6年生

3.特徴:

少人数ならではの、きめ細かい個に応じた指導が特徴です。一人一人がのびのびと個性を発揮できるアットホームな環境です。

校庭の敷地内にある畑で農作物を育てたり、田植えや稲刈り体験など山村留学ならではの体験活動も充実しています。地域の人たちも色々とサポートしてくれ、交流の機会もたくさんあります。


関東・甲信越

【長野県】

大町市 八坂小中学校、美麻小中学校(育てる会)

1. 形態:親子留学(体験留学)、留学センター(寮生活)

2.募集人員:

<八坂学園> 小学生 10名程度 中学生 10名程度

<美麻学園> 小学生 7名程度  中学生 7名程度

3.募集対象:小、中学生

4.特徴:

育てる会は1968年、教員や父母、教育関係者により任意団体として発足しました。当時、日本は高度経済成長の波にのり、物質的には目をみはるほどの発展を遂げている時期でした。しかし、一方では子どもを取り巻く環境は劣悪化し、受験競争に代表される様々な教育問題が表面化し始めた時期でもありました。

このような時代背景の中で、育てる会は“体験の裏付けがない知識習得は砂上の楼閣であり、子どもが真の生きる力を獲得するには、様々な自然体験、生活体験の場が必要である”との考えから、様々な教育活動をスタートさせました。

私達は、“子ども自身が様々な場面に直面した時、その生い立ちや体験によって得た力をもとに課題解決に向って能動的に動きだす”このような子ども像を大切にしたいと考えています。

 

下伊那郡売木村 売木小中学校(売木村山村留学センター)

1. 形態:留学センター(寮生活)

2.募集人員:<小学生>5-6名 <中学生>5-6名

3.募集対象:小学2年生〜中学2年生(原則)

4.特徴:

売木村の山村留学事業がスタートしたのは33年前の1983(昭和58)年。日本で初めて山村留学に取り組んだ教育団体「公益財団法人育てる会」の運営で始まりました。
事業の核となるテーマは、「やる気・気力・活力・生活力・生きようとする力を養うこと」。
この33年の間に、370名あまりの修園生がこの売木村から巣立ち、成長し、全国各地、あるいは世界で活躍しています。

2012(平成24)年からは、村直営「売木学園」となり、地元の催事に積極的に加わったり、スポーツや芸術のプロから直接指導をしてもらったり、ますます売木村ならではの特色が生かされています。

下伊那郡阿南町 新野保育園、新野小学校、阿南第二中学校 (新野親子山村留学)

1. 形態:親子留学(園児児童生徒1名以上と保護者1名以上が移住)

2.募集人員:定員なし

3.募集対象:保育園未満児~小学生~中学3年生

4.特徴:

みなさんが思う「日本のふるさと」はどんなイメージでしょうか。農作業に家族で汗を流し、収穫を楽しみ、伝統行事に子どもからお年寄りまで参加し、伝統文化を受け継いでいく。ふるさとの原風景が、ここ南信州阿南町新野(にいの)にはあります。ゆったりと流れる時間の中で田舎暮らしをしてみませんか。一人一人に合わせた少人数教育(1学年1クラス10名以下程度)が保育園・小学校・中学校で受けられます。大規模校でなじめなくても元気になった子もいます。親子山村留学実行委員会が体験入学から住宅、地域見学までお世話いたします。学校から歩い20分以内に生活インフラ(保育園、スーパー、ガソリンスタンド、診療所、歯科、役所、郵便局、銀行、理容、和菓子屋、クリーニング、電気店、酒屋、道の駅、旅館など)がそろっています。高速光インターネット回線・生協配達あります。自家用車を強くお勧めします。

南佐久郡北相木村 北相木小学校(北相木村山村留学)

1. 形態:センター農家併用型(※ご希望によって、年間通してセンター生活のみも可能)

2.募集人員:小学生20人程度(継続性も含む)

3.募集対象:小学3年生~6年生(原則)

4.特徴:

北相木村の山村留学は、今年で29年目。これまでたくさんの子ども達がこの村を訪れ、村の子になって学校に通い、 いろいろな体験活動をしてきている、まさに山村留学の村です。

生活スタイルは、山村留学センターと地元農家を交互に暮らす 「センター農家併用型(※ご希望によって、年間通してセンター生活のみも可能)」で、農家泊数は、月のうち約10日間です。 ここではテレビやゲーム機、パソコンも使わず、マンガもおこづかいもありません。 そのかわり、もっと有意義で楽しい体験活動をたくさん実施しています。
(※パソコンは学校の授業では使います。またマンガは独自に選定したもののみ読むことがあります。)

 

長野市 大岡小中学校(長野・山村留学 大岡ひじり学園)

1. 形態:センター農家併用型

2.募集人員:計15名程度

3.募集対象:小学3~6年生(男女)中学1~2年生(男女)   

4.特徴:

大岡ひじり学園のめざすもの、 それは、『子どもが、自分の持って生まれた個性に目覚め、 自信を持ち、それを嬉々として自分の力で育んでいく子ども』の姿です。子ども達は、月の2/3を山村留学センターで生活し、残りの1/3を地域の里親農家で生活します。これを一年間繰り返します。

学園の教育指導は、山村留学実践において実績のある財団法人育てる会 から派遣された指導員が行います。また、学園の各種事務担当並びに地域とのパイプ役は、長野市教育委員会が行います。

 

下伊那郡大鹿村 大鹿小中学校

1. 形態:親子留学

2.募集人員:2名(兄弟の場合は複数名、山村留学用住宅2戸分)

3.募集対象:小学校1年生~中学3年生までの児童生徒(原則) 

4.特徴:

大鹿村の山村留学は、お子さんが保護者と村に住み、そこから学校に通い、村民と生活をともにする親子留学です。

「地域全体で子どもを育てる」という大鹿村民の意識の中で、豊かな自然と大鹿歌舞伎をはじめとする伝統ある文化に触れ、自ら進んで学び、やさしく思いやりがあり、たくましく生きる力を持った人を育てることを目的とします。

また、村では住民が行う活動や行事が盛んであるため、そのような関わりを楽しみながら生活できる方に来ていただき、留学期間を終えた後までも、大鹿村とのつながりを持ち続けていただくことを願っています。

下伊那郡泰阜村 暮らしの学校「だいだらぼっち」

1. 形態:寮生活

2.募集人員:定員18名程度

3.募集対象:おおよそ小学4年生から中学2年生までの、心身ともに健康である者

4.特徴:

こどもたちの人生も親から手を離れ、1人で船出をするためには、太く、長い丈夫な根っこを持つことが大切です。しっかり育った根っこの分だけ、木は枝を伸ばし、葉を茂らせ、実を生らせます。人生を生み出していくこと、身に付けた力を社会のために使うこと。そのために必要なのは、人間の土台となる3つの心「感じる心」、「楽しむ心」、「生み出す心」を育むこと。これを人間の土台をつくる「ねっこ教育」と言います。

【群馬県】

高崎市 倉渕中央小学校、倉渕中学校

1. 形態:留学センター(寮生活)

2.募集人員:20名程度

3.募集対象:小学1年生から中学3年生まで ※英語力は問いません。 

4.特徴:

親元を離れ自立した環境の中で、地元の小中学校に通い、ほかの留学生や外国人スタッフと共同生活を送りながら自然体験や文化体験を行います。

コミュニケーションを英語で行う「英語づけ」の生活です。通学は小学生が片道約4キロ、中学生は片道約6キロの自然の中を、四季の移ろいを感じながら歩いて通います。


近畿・中国

【兵庫県】

神崎郡神河町 越知谷小学校(神河やまびこ学園)

1. 形態:センター農家併用型

2.募集人員:12名(現在学園に在籍し、次年度継続を望む者も含む)

3.募集対象:新小学3年生~小学6年生の男女 

4.特徴:

神河町の豊かな自然と農村の生活文化及び歴史的資源を活用し、山村留学を核とした都市住民との幅広い交流や物流を通して、青少年の生きる力を育み、あわせて人材育成を目的としています。

神河町に山村留学する子どもたちは、1年間親元を離れて神河町へ転入し、1ヵ月の2/3をセンターで、残りの1/3を農家で生活しながら、地元の越知谷小学校へ通学します。

【島根県】

しまね留学

1. 形態:寮生活

2.募集人員:各校にお問い合わせ下さい

3.募集対象:高校進学を検討中の中学生

4.特徴:

しまね留学とは、島根県外に住んでいる意欲ある中学生が、島根県の高校を受検し、入学し、島根県で充実した高校3年間をおくることです。

「しまね留学」を推進する高校のほとんどに、「コーディネーター」が配置されています。

コーディネーターは高校と地域を結び、生徒と社会がつながる支援を行う役割を担っています。
島根県の公立高校に常駐するコーディネーターの数は日本一。
だからこそ、島根の高校は、地域資源をふんだんに活用した学習を多く行うことができます。


四国・九州・沖縄

【長崎県】

五島市 久賀小中学校 奈留小中学校 (五島市しま留学)

1. 形態:ホームステイ

2.募集人員:久賀小中学校・奈留小中学校それぞれ5名程度

3.募集対象:小学校3年生から中学3年生までの児童・生徒

4.特徴:

久賀島は、「久賀島の集落」として世界遺産候補です。「椿の島」としても有名で、遣唐使の寄港地(田ノ浦)、キリシタン殉教地(牢屋の窄)など、古い歴史に直接触れることもできる馬蹄型の島です。児童生徒十数名の小中併設の極小規模校です。

奈留島には、世界遺産候補「江上集落」があります。古くは巻き網船団の基地として栄え、現在も漁業が盛んです。千畳敷やトンボロなど、島ならではの風景に出会えます。学校は、児童生徒60名程の小中併設校ですが、隣接する県立高等学校との一貫教育を推進しています。

新上五島町 北魚目小学校(くらしの学校「えん」)

1. 形態:ホームステイ

2.募集人員:3名

3.募集対象:小学校4年生から6年生までの男女

4.特徴:

くらしの学校「えん」は、日本の西端・五島列島の中通島(なかどおりじま)にあります。 日の出をのぞむ大浦という集落で、自給自足の挑戦と実践をしている一軒の民家です。

学校といっても、「しっかりとした施設に指導員が何人もいる」というものではなく、 製塩業を生活の基盤としながら、訪れる客人達に自然の中での暮らしを体験してもらうことをベースとして、不定期・非営利に、田舎暮らしの体験学習や環境教育活動を提供している一個人です。

【長崎県】

三島村 村内の各小中学校 (しおかぜ留学制度)

1. 形態:ホームステイ

2.募集人員:直接お問い合わせ下さい

3.募集対象:小学校4年生~6年生及び、中学校1年生~3年生までの児童・生徒

4.特徴:

基本的生活習慣の確立と自立心を育む里親方式。無垢の自然の中で取り組む様々な体験活動。極少人数だからこそできる、分かるまで手厚く導く学習指導。すべての住民があいさつを交わし合い、温かく思いやりのある声かけと見守り。すべての児童生徒がいつの間にかプロもびっくりのジャンベ(西アフリカの太鼓)奏者。

瀬戸内町 与路小・中学校(海の子留学)

1. 形態:ホームステイ(里親、他の留学生とともに生活。留学生には1人1部屋、個室を準備)

2.募集人員:数名 ※留学生受け入れは4名まで

3.募集対象:町外の小学1年生から中学3年生までの児童生徒

4.特徴:

瀬戸内町教育委員会が策定した「与路小・中学校留学里親制度」を利用した里親方式(ホームステイ)の留学制度です。 鹿児島県奄美大島の南にある与路島に「与路グリーンハウス」を開設し、2015年4月よりこの『海の子留学』をスタートしました。自然体験や地元住民とのふれあいを通して、留学生の自立心や豊かな感性を育むとともに、与路小・中学校の存続と地域活性化に貢献できるよう取り組んでいます。

与路島は鹿児島県奄美大島の南に位置し、人口約90人で奄美群島の有人島で最も小さい島。サンゴの石垣、ガジュマルの並木、美しい海など大自然に囲まれた魅力あふれる環境です。

【沖縄県】

南城市 久高中学校(久高島留学センター)

1. 形態:留学センター(寮生活)

2.募集人員:<小6> 若干名 <中1、中2> 各4名、<中3> 若干名

3.募集対象:中学1年生から中学3年生までの、心身ともに健康な子

4.特徴:

久高島は、珊瑚礁に囲まれた美しい海と恵まれた自然環境を有し、古くから琉球の始祖アマミキヨが降臨し、五穀を初めて伝えたという「神の島」として崇拝を集め、こころのふるさととして親しまれている所です。


この独特の風土、自然に育てられた久高島に留学生を受け入れ、かつて子ども達が大人に成長する過程で課せられた体験や人生の節目節目に通過する儀式(イニシエーション)などを経験する中で、子ども達が学び成長していくことを望んでいます。


また、地域伝統文化学習や自然環境学習を島ぐるみで行うことにより、学校児童生徒の確保、コミュニティ活動の充実、地域住民の連帯意識の高揚、他地域との交流活動、観光の推進、地域の経済振興などが図られ、地域の活性化に大きく寄与することを目指しています。

By Shidu Kumon